甘味料。
- 蟹になりたい。 - 作:甘味料。
私は、蟹になりたい。
海辺で、わらわらと湧いて出てきて
人が近づくと、蜘蛛の子を散らすように
どこかへ行ってしまい
何に驚いているのか、常に口からぶくぶくと泡を吹き
泥の中の微生物をぽりぽりと食べる毎日を過ごし
じゃんけんではチョキしか出せずに
お箸をもつこともできず
お情けで星座となり
情けない聖闘士としてのカーストを確立し
頭が味噌扱いされ
その黄色い味噌には、うまみが濃縮され
引き締まった身からはぷりぷりとした食感と
ほのかな甘みが口の中に広がり
生では、瑞々しさがはじけた、ぷるぷるとしたのどごしと
焼けば、香ばしい磯の香り
鍋にすれば、甘みと、出汁のハーモニー
そんな蟹を、私は食べたい。
私は、蟹を食べたい。
ズワイガニが食べたい。
私は、蟹になりたい。
海辺で、わらわらと湧いて出てきて
人が近づくと、蜘蛛の子を散らすように
どこかへ行ってしまい
何に驚いているのか、常に口からぶくぶくと泡を吹き
泥の中の微生物をぽりぽりと食べる毎日を過ごし
じゃんけんではチョキしか出せずに
お箸をもつこともできず
お情けで星座となり
情けない聖闘士としてのカーストを確立し
頭が味噌扱いされ
その黄色い味噌には、うまみが濃縮され
引き締まった身からはぷりぷりとした食感と
ほのかな甘みが口の中に広がり
生では、瑞々しさがはじけた、ぷるぷるとしたのどごしと
焼けば、香ばしい磯の香り
鍋にすれば、甘みと、出汁のハーモニー
そんな蟹を、私は食べたい。
私は、蟹を食べたい。
ズワイガニが食べたい。