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一緒に夜へ溶けませんか

小学校の思い出の話。
僕は4年生の夏休みに海で女の子と出会った。彼女は海から来たという。
彼女曰く、この時期は海に人が多く落ち着かないから地上で生活するらしい。
「お前住むところないの?なら家に来いよ」
行く当てのないという彼女を僕は家に招き入れた。寛容な両親も家族が増えたと喜んで受け入れてくれた。

夏休みは本当に楽しかった。特に何があったわけでもないが、家族以外の女性が同棲しているということだけで少年だった僕はわくわくしたしドキドキもした。それに静かだけど可愛くて優しい彼女を僕は好きになっていた。初恋だった。

夏休み最後の日。僕は彼女に海に誘われた。
「今日が最後の日ですね。実はあなたに話しておきたいことが・・・」

名前すら「ありません」といい、教えてくれなかった彼女が初めて自分の話をしてくれた。簡単にいうと彼女は海から来たのではなく、地球外から来た生物だという。

「私はこの星を調査するために別の星から来ました。そしてあなたと出会い、あなたの家族に迎えていただきました。毎日が新鮮で楽しかったです。あなた方がいるような地球はさぞいい星なのでしょうね。」

彼女は笑いながら続けた。
「とても楽しい時間をありがとうございます。けど、もう帰らないとなりません。」

僕は彼女が海に帰ってもまた時々会えるだろうと思っていた。僕が住んでいるところも海に近いし、いつでも会いに行けると考えていたからだ。けど、地球外となると話は別だった。

__________

彼女が背中を向けて何かを唱え始める。帰るために必要な呪文なのだろうか。

「待って!お願いだから」
僕は彼女に抱き着いた。ひんやりと冷たい彼女の体温が僕に伝わる。
「申し訳ありません。もう時間がないのです。」
彼女は呪文を唱えるのをやめて優しく僕の頭をなでた。今、触れていることを改めて実感する。やだ、離れたくない。もっとずっと一緒にいたい。

「やだ、やだよぉ。僕はもうお前がいないとだめなんだよぉ。好きなんだよぉ」
僕は年相応に泣きじゃくりより強く彼女を抱きしめる。彼女は少しだけ目を丸くして驚いた後やさしく微笑んだ。そのとき、ふと彼女の肘が透明になってきていることに気が付いた。

「ねえ、肘が・・・」

彼女は少し困ったような悲しい表情で告げる。

「もう限界のようですね。私の体は人間の状態を維持できなくなってしまいます。けれど、あなたの前で最後まで人間の姿でいたいのです。どうかこの手を離していただけませんか。」

彼女の真剣な様子に少しうろたえて僕はゆっくりと彼女から手を離して俯きながら謝った。

「っ・・・わがまま言ってごめん」
涙を堪えて話そうとするほど嗚咽が溢れてきて、上手く言葉が伝えられない。

「泣いていないでください。また、かならず会いに来ますから。」
彼女がこちらに手を伸ばす。顔をあげて彼女を見るとスカートの下から尻尾のようなものが生えていた。

「あなたが素敵な男性になるころにまた来ます。だから、ほら、立ってください。」
夕日が沈み夜空が空を覆い始めた。彼女の髪はきらきらと輝く。

「_____________今から少しだけあなたに魔法をかけます_____________」

「______________________少しだけ私と一緒に夜へ溶けませんか?」

僕の記憶はここでぷっつりと切れた。

__________

みなさんこんばんは。
今回の作品は、あるぇる性癖セットです。なんと、ストーリー付きです(笑)

触手、夜景、セーラー服、人外女の子、ひと夏の思い出
なんか好きなもの詰め込みましたね・・・
あと、背景とかも結構頑張りましたね。

近況報告ですが、そういえば最近やっとクリスタをEXにあげたので漫画原稿とか複数管理できるようになりました。あれ便利ですね!今は練習してるのでいつかしっかりしたものをピクシブにあげたいと思っています。

いいね!とかコメントお待ちしております。
励みにしてもっともっといい絵を描いていこうと思います。
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2022-05-26 15:26
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