【PFMOH】望郷の恋鳥【モンスター】
望郷の恋鳥(サンダーソニアの恋鳥)
フードゥルソニア一族に代々受け継がれている呪い。
18歳の誕生日を迎えると、何処かのタイミングで呪いが発動し、その身は巨大な黒鳥となる。
体長約5メートル。先端が三又の爪に分かれた長い尾を入れると10メートルを超える。
嘴の中には、ドラゴンと似た歯が生えている。
体毛は黒色と橙色。翼には一本の太い爪が生えており、それを器用に使い岩壁に捕まる事も可能とする。
鳴き声は鷹に近い。敵に攻撃する際は、太い爪で突き刺す又は、尾の先の爪で引っ掻くか、尾を振り回す。
魔力もあるので雷魔法を使用してくる場合もあるが、よっぽどのことがないと発動しない。
呪いの発動からすぐに巨鳥にはならず、身体のどこかしらの部位から順番に姿を変えてゆく。
発動から完全な姿になるまでの期間はそれぞれである。長くて1ヶ月、短くて1週間。
その期間中、フードゥルソニア一族は皆、見ず知らずの少女の夢を見るという。
完全体になると直ぐに飛び立ってしまう。何処へ行くのかは未だに判明してはいないが、彼らは必ず北の方角へ向かう。行くべき場所を知っているようだ。
人間としての自我は無くなるが、己の番(ツガイ)は把握しているらしく飛び立つ際に連れて行こうとする姿も確認されている。
さて、ここからはこの著者ガルベラではなく、その師である私、ジェードの推測である。
そもそも、この先祖返りという呪い。どこで、いつから始まっているのか。誰の為の呪いなのか判明していない。
しかし夢に出てくる少女、彼女こそが呪いの根源なのではないか。そして彼らは向かう場所がわかっているかのように北へ飛ぶ。
まるで故郷に恋焦がれるようなその姿から、望郷の言葉を持つ花の名前を名付けた。
人間が呪いを受け魔物になる話は、調べるとそこそこ出てはくるものの、フードゥルソニアのそれに当てはまるものは無かった。
故に、考え方を逆転させた。
魔物が呪いを受け、人間になったのではないか。
教え子がこの記録書を作る為に天の山へ向かった後、北国の知人の協力で、とある絵本が送られてきた。
北国の一部の地域のみで語り継がれている、姫と魔鳥の物語。
はるか昔に滅びた国では、神の力である雷を落とす魔鳥を、国の守り神として祀っていた。
その国の姫と、守り神としての魔鳥が恋に落ち、魔鳥は人間の姿を得て姫と添い遂げる…というよくある御伽噺だった。
しかし知人曰く、それは子供向けに改竄された話であり、真実は姫が一方的に恋をして何らかの方法で魔鳥を無理矢理に人にしたのではないかという説があるのだと言う。何故なら、その国が滅びたのは、他国からの侵略や、飢饉などではなく、神に見捨てられたからと言い伝えられているからだ。
ーここまでの話から、夢の少女は姫。神として祀られていた魔鳥はフードゥルソニア一族の事なのではないかと私は考える。
ならば何故、人の姿で生まれ、18歳を迎えると元の魔鳥に戻るのか。まだ判明していない謎は多い。
著者ガルベラが北へ飛び去った後、フードゥルソニア一族は途絶えてしまった。
大事な教え子に託された今、私に時間が残されている限り、この謎を追いたいと思う。
どうか、この本を手にした貴方の心に、彼ら一族がこの世界に存在し、呪いに抗いながら生きていたことを、記憶の片隅にでも良いので置いていただきたい。
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◆ お借りしました素敵なロゴ【illust/87720297】
ガルベラ【illust/87787308】
フードゥルソニア一族に代々受け継がれている呪い。
18歳の誕生日を迎えると、何処かのタイミングで呪いが発動し、その身は巨大な黒鳥となる。
体長約5メートル。先端が三又の爪に分かれた長い尾を入れると10メートルを超える。
嘴の中には、ドラゴンと似た歯が生えている。
体毛は黒色と橙色。翼には一本の太い爪が生えており、それを器用に使い岩壁に捕まる事も可能とする。
鳴き声は鷹に近い。敵に攻撃する際は、太い爪で突き刺す又は、尾の先の爪で引っ掻くか、尾を振り回す。
魔力もあるので雷魔法を使用してくる場合もあるが、よっぽどのことがないと発動しない。
呪いの発動からすぐに巨鳥にはならず、身体のどこかしらの部位から順番に姿を変えてゆく。
発動から完全な姿になるまでの期間はそれぞれである。長くて1ヶ月、短くて1週間。
その期間中、フードゥルソニア一族は皆、見ず知らずの少女の夢を見るという。
完全体になると直ぐに飛び立ってしまう。何処へ行くのかは未だに判明してはいないが、彼らは必ず北の方角へ向かう。行くべき場所を知っているようだ。
人間としての自我は無くなるが、己の番(ツガイ)は把握しているらしく飛び立つ際に連れて行こうとする姿も確認されている。
さて、ここからはこの著者ガルベラではなく、その師である私、ジェードの推測である。
そもそも、この先祖返りという呪い。どこで、いつから始まっているのか。誰の為の呪いなのか判明していない。
しかし夢に出てくる少女、彼女こそが呪いの根源なのではないか。そして彼らは向かう場所がわかっているかのように北へ飛ぶ。
まるで故郷に恋焦がれるようなその姿から、望郷の言葉を持つ花の名前を名付けた。
人間が呪いを受け魔物になる話は、調べるとそこそこ出てはくるものの、フードゥルソニアのそれに当てはまるものは無かった。
故に、考え方を逆転させた。
魔物が呪いを受け、人間になったのではないか。
教え子がこの記録書を作る為に天の山へ向かった後、北国の知人の協力で、とある絵本が送られてきた。
北国の一部の地域のみで語り継がれている、姫と魔鳥の物語。
はるか昔に滅びた国では、神の力である雷を落とす魔鳥を、国の守り神として祀っていた。
その国の姫と、守り神としての魔鳥が恋に落ち、魔鳥は人間の姿を得て姫と添い遂げる…というよくある御伽噺だった。
しかし知人曰く、それは子供向けに改竄された話であり、真実は姫が一方的に恋をして何らかの方法で魔鳥を無理矢理に人にしたのではないかという説があるのだと言う。何故なら、その国が滅びたのは、他国からの侵略や、飢饉などではなく、神に見捨てられたからと言い伝えられているからだ。
ーここまでの話から、夢の少女は姫。神として祀られていた魔鳥はフードゥルソニア一族の事なのではないかと私は考える。
ならば何故、人の姿で生まれ、18歳を迎えると元の魔鳥に戻るのか。まだ判明していない謎は多い。
著者ガルベラが北へ飛び去った後、フードゥルソニア一族は途絶えてしまった。
大事な教え子に託された今、私に時間が残されている限り、この謎を追いたいと思う。
どうか、この本を手にした貴方の心に、彼ら一族がこの世界に存在し、呪いに抗いながら生きていたことを、記憶の片隅にでも良いので置いていただきたい。
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◆ お借りしました素敵なロゴ【illust/87720297】
ガルベラ【illust/87787308】
CHAN
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