【神の子壷】エフィリトス【第3期】
⌘3期もどうぞよろしくお願いします【illust/67562142】
〜・〜
⌘エフィリトス・ナジエ(Effylithos=Nasier)
性別:女性/年齢:74/一人称:僕
第1期:【illust/68015348】/第2期:【illust/68870508】
〜・〜
⌘素敵なご縁をいただきました…!
ジャスペルさん【illust/69124152】
夕暮れ。
窓向こうが朱く輝く、そんな時間。
突然の来訪者は、とても静かに温室に佇んでいた。
鮮やかな赤い髪が黄昏の光に溶けるように揺れて、
透き通るような碧の瞳は悪戯っぽくきらきらと輝いていて、
『空を映したみたい』そう思った。
声を掛けると、その人はすっと何かを差し出した。
受け取った紙に書かれた文字たちは、何故だか彼の瞳と同じくらいにきらきらして見えて、思わず杖を持つ手が緩む。
「……あいにく助手を雇った覚えはないよ。この家には、僕一人だけ。
予約も要らない。人が来ることはほとんどないしね。
それからーーどこで聞いたのか知らないけれど、僕は魔女じゃなくて、錬金術士。
さ、じゃあ、僕のことは知ってるみたいだし、挨拶はこれぐらいで。
ご用件をお伺いしましょうか。」
その答えに、目の前の少年は口元を綻ばせた。
そうーーとてもとても、静かな出会いだった。
〜・〜
【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9971141】
〜・〜
少し経って、父さんの机から出てきたのは二通の手紙。
二重底になったからくり仕掛けの引き出しは、昔に教えてもらったやり方で開いた。
からくり技師の情報をしまい込むのにはうってつけだろうけど。
「あれだけないないって言ってたのに、これじゃ格好がつかないよ。」
散々ジャスペルを追い返そうとした記憶が蘇って、なんだか妙に恥ずかしい。
手紙を読んで、二人で顔を見合わせて笑って、
もしかしたら、父さんはこうなることを知っていたのかな。なんてことを思った。
ねぇ父さん。今ね、少しづつ探してるんだ。
ジャスペルに手伝ってもらって、昔自分がどんな感情でいたのかを。
いつか、僕も手紙を書くよ。
遅くなったけど、ありがとうって伝えにいくね。
いつまでも、こんな日が続けばいいのにな。
そう思っていた時に、君に渡された言葉。
飾り気のない文字列が彼らしくて、思わずくすりと笑ってしまう。
ああ、そういえば初めて会った時もそうだった。
「いいよ。お気の済むまで好きなだけ。傍にいて、ジャスペル。」
「今まで言ってなかったけどね――」
僕は、君の笑顔が大好きなんだ。
~・~
⌘不備・問題等ありましたらご一報お願いいたします。
(8/10)
〜・〜
⌘エフィリトス・ナジエ(Effylithos=Nasier)
性別:女性/年齢:74/一人称:僕
第1期:【illust/68015348】/第2期:【illust/68870508】
〜・〜
⌘素敵なご縁をいただきました…!
ジャスペルさん【illust/69124152】
夕暮れ。
窓向こうが朱く輝く、そんな時間。
突然の来訪者は、とても静かに温室に佇んでいた。
鮮やかな赤い髪が黄昏の光に溶けるように揺れて、
透き通るような碧の瞳は悪戯っぽくきらきらと輝いていて、
『空を映したみたい』そう思った。
声を掛けると、その人はすっと何かを差し出した。
受け取った紙に書かれた文字たちは、何故だか彼の瞳と同じくらいにきらきらして見えて、思わず杖を持つ手が緩む。
「……あいにく助手を雇った覚えはないよ。この家には、僕一人だけ。
予約も要らない。人が来ることはほとんどないしね。
それからーーどこで聞いたのか知らないけれど、僕は魔女じゃなくて、錬金術士。
さ、じゃあ、僕のことは知ってるみたいだし、挨拶はこれぐらいで。
ご用件をお伺いしましょうか。」
その答えに、目の前の少年は口元を綻ばせた。
そうーーとてもとても、静かな出会いだった。
〜・〜
【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9971141】
〜・〜
少し経って、父さんの机から出てきたのは二通の手紙。
二重底になったからくり仕掛けの引き出しは、昔に教えてもらったやり方で開いた。
からくり技師の情報をしまい込むのにはうってつけだろうけど。
「あれだけないないって言ってたのに、これじゃ格好がつかないよ。」
散々ジャスペルを追い返そうとした記憶が蘇って、なんだか妙に恥ずかしい。
手紙を読んで、二人で顔を見合わせて笑って、
もしかしたら、父さんはこうなることを知っていたのかな。なんてことを思った。
ねぇ父さん。今ね、少しづつ探してるんだ。
ジャスペルに手伝ってもらって、昔自分がどんな感情でいたのかを。
いつか、僕も手紙を書くよ。
遅くなったけど、ありがとうって伝えにいくね。
いつまでも、こんな日が続けばいいのにな。
そう思っていた時に、君に渡された言葉。
飾り気のない文字列が彼らしくて、思わずくすりと笑ってしまう。
ああ、そういえば初めて会った時もそうだった。
「いいよ。お気の済むまで好きなだけ。傍にいて、ジャスペル。」
「今まで言ってなかったけどね――」
僕は、君の笑顔が大好きなんだ。
~・~
⌘不備・問題等ありましたらご一報お願いいたします。
(8/10)
やまねこ
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