老鴉と蝶

蜘蛛の巣にかかった蝶を助けたのは一羽の年老いた鴉であった。

散々弄んだ末に食い散らかした蜘蛛で腹が膨れたからか、
鴉は震える蝶を食おうとはせず、宝石がきらめく巣へと連れ帰ったのだ。

後で食べるつもりなのか、それとも転がる宝石たちと同じおもちゃのひとつでしかないのか。

いずれにせよ、翅を喪い、もはや飛ぶこと叶わぬ蝶には
今や鴉の気まぐれだけがいきるよすがだった。
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2015-12-30 20:54
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逆巻田螺

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