翼の受難〜気の知れた相談事〜
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土曜日の昼下がり。
翼は先にファストフード店へ入り、今CMで話題の限定バーガーセットを二人分、トレイに並べていた。
菫「ごめん、待った?」
翼「ううん、まだポテトも暖かいよ」
菫「なら良かった。⋯お、これ限定のやつじゃん」
翼「せっかくだし、先に食べよ」
菫「でっかいけど食べれるかなぁ⋯いただきまーす。⋯ん!? おいしっ!」
翼「むぐむぐ⋯うん、レモンとペッパーがチキンと合うねこれ、美味しい」
そんな他愛もない話をしながら、二人はあっという間に食べ終わった。
菫は満足そうに息をつく。
菫「美味しかったぁ。⋯んで翼、何よ相談って」
翼「いや実はさ、二ヶ月くらい前から生理来てなくて⋯。那由貴ちゃんと麗華がそれで休んでたから、ボクって来ないけど大丈夫か?って思っちゃって」
菫「なるほどね。誰にも言えなかったのに、あたしに話してくれてありがと」
翼「なんか話しやすいんだよね、菫って」
菫「そう言ってくれるのは嬉しいけど…じゃあどうするか?ってのは、あたしも答えわかんないよ」
翼「やっぱりかー」
翼は椅子に仰け反った。それを追うように、菫は前のめりになる。
菫「でもさ翼、前にかかってた病院あるでしょ」
そう、翼は今も定期的に病院にかかっている。それもこれも、以前「診察代を無料にするから」ということの条件だったのだが⋯正直翼は気乗りしなかった。
翼「⋯むしろ今も定期的にかかってる」
菫「だったらなおのこと病院行く案件でしょ、わかんないもん」
翼「でもなぁ⋯あの病院、ボクに酷いことするし」
菫「⋯内容は詳しく聞かないけどさ、それでも病院は病院でしょ」
翼「確かに」
菫「聞いた方が良いって、絶対」
翼「やっぱりそれしかないよなぁ…」
翼はストローをくわえたまま、アイスティーの氷をカランと鳴らした。不安はまだ消えないけれど、菫の言葉が少しだけ背中を押してくれる。
菫「⋯唯さんとかにも話した方がいいって。もう、翼だけじゃないんだから。もちろんあたしも、縁も、なゆや麗華も心配するって、絶対」
翼「うん、わかったよ、予約取ってみる」
翼はスマホを操作し始めたのだった。
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土曜日の昼下がり。
翼は先にファストフード店へ入り、今CMで話題の限定バーガーセットを二人分、トレイに並べていた。
菫「ごめん、待った?」
翼「ううん、まだポテトも暖かいよ」
菫「なら良かった。⋯お、これ限定のやつじゃん」
翼「せっかくだし、先に食べよ」
菫「でっかいけど食べれるかなぁ⋯いただきまーす。⋯ん!? おいしっ!」
翼「むぐむぐ⋯うん、レモンとペッパーがチキンと合うねこれ、美味しい」
そんな他愛もない話をしながら、二人はあっという間に食べ終わった。
菫は満足そうに息をつく。
菫「美味しかったぁ。⋯んで翼、何よ相談って」
翼「いや実はさ、二ヶ月くらい前から生理来てなくて⋯。那由貴ちゃんと麗華がそれで休んでたから、ボクって来ないけど大丈夫か?って思っちゃって」
菫「なるほどね。誰にも言えなかったのに、あたしに話してくれてありがと」
翼「なんか話しやすいんだよね、菫って」
菫「そう言ってくれるのは嬉しいけど…じゃあどうするか?ってのは、あたしも答えわかんないよ」
翼「やっぱりかー」
翼は椅子に仰け反った。それを追うように、菫は前のめりになる。
菫「でもさ翼、前にかかってた病院あるでしょ」
そう、翼は今も定期的に病院にかかっている。それもこれも、以前「診察代を無料にするから」ということの条件だったのだが⋯正直翼は気乗りしなかった。
翼「⋯むしろ今も定期的にかかってる」
菫「だったらなおのこと病院行く案件でしょ、わかんないもん」
翼「でもなぁ⋯あの病院、ボクに酷いことするし」
菫「⋯内容は詳しく聞かないけどさ、それでも病院は病院でしょ」
翼「確かに」
菫「聞いた方が良いって、絶対」
翼「やっぱりそれしかないよなぁ…」
翼はストローをくわえたまま、アイスティーの氷をカランと鳴らした。不安はまだ消えないけれど、菫の言葉が少しだけ背中を押してくれる。
菫「⋯唯さんとかにも話した方がいいって。もう、翼だけじゃないんだから。もちろんあたしも、縁も、なゆや麗華も心配するって、絶対」
翼「うん、わかったよ、予約取ってみる」
翼はスマホを操作し始めたのだった。
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