多様な力の話

人間時代の麻績の姫君が今際の際に呪術で妖怪化させた老黒兎の月見。
術式が不安定だったため、誕生時は容姿が麻績の姫君に似ただけの妖怪兎だったが、
徐々に力を蓄え、かつて麻績城主を追いやった一族郎党を恐怖に陥れた。
これが妖怪としての月見の全盛期である。

四尾の待宵に一蹴されてからは力の在り方を別に求め始める。
既に多数の眷属(つきみさん)が存在したので組織力を、人間社会に溶け込む適応力を。
こうした知恵の領域が開花し始めてからは
純然たる戦力で及ばないまでも、影響力をもって勢力を徐々に押し戻して行ったのである。
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2025-10-18 06:33
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雪凪

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